警察官の年収は?高収入って本当?

国民の生命・身体・財産を保護するための仕事

警察官は日本国内に暮らす人の生活を守り、社会の治安と秩序を守るための重要な仕事です。
身分的には地方公務員として勤務することとなり、就業のためには全国で行われる警察官採用試験に合格をする必要があります。

このとき試験は「Ⅰ類」「Ⅱ類」「Ⅲ類」という区分があり、それぞれ試験を受けるための資格が異なっています。
なおいずれの試験も日本国籍を有していなければ受験をすることができません。

採用試験に合格をしたのちには警察学校に入学をし、所定の期間内そこで必要な研修を受けます。
警察学校を無事に卒業をしてからはそれぞれの都道府県の警察署に配置されることとなり、そこで交番で勤務をしてから希望や素質に応じて専門分野に配属をされていくことになります。

地方公務員であることから、警察官の給与は公務員の給与体系を基準に定められます。
しかし他の公務員職とくらべて警察官は任務の重要度が高く、また業務上の危険を伴うことが多いため、一般的な公務員の給与よりも高く設定されてます。

昇給は年に1回あり、勤務状況によってはそれ以外にも昇進のチャンスがあります。
基本給与の他に手当も充実しており、通勤手当や扶養手当、住居手当、特殊勤務手当、地域手当、単身赴任手当といったものが上乗せされて支払われます。

給与額は都道府県によって少しずつ違いはありますが、警察官の平均年収は平成26年度時点で739万円となっており、月額では32~34万円程度が平均給与、さらに14~15万円程度の諸手当がつきます。

階級が上がることで待遇も上がる

警察官職独自の規定として階級制度があります。
これは採用試験に合格をした当初は「巡査」からスタートをし、その後昇進試験を受けることにより順番に階級を上げていくことができるものです。

階級は順番に巡査・巡査長・巡査部長・警部補・警部・警視・警視正・警視長・警視監・警視総監というふうに定められます。

このうち巡査~警部までは純粋に筆記試験の結果でのみ合否が決められることとなっており、勤務中の検挙実績や上司からの推薦などは加味されないこととなっています。

階級が上がることで業務内容が現場から管理職的な役割になってゆき、さらに給与額も段階的に高くなっていきます。

なお最初に説明した地方公務員としての警察官とは別に、国家公務員として勤務をする警察官の仕事もあります。

これはいわゆる「キャリア組」と言われるもので、入庁と同時に「警部補」という役職がつきます。
さらにその上の警部や警視といった階級を試験なしで出世をしていくことができるので、現場あがりの警察官とは比較にならないスピードで昇進をします。